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苦手な親御さん

保育士も人間ですので、苦手な人というのはやっぱりいます。
園児の保護者の方の中でも、ちょっと苦手だな、という方はやっぱりいらっしゃり……。
だからといって園児にひいきをするようなことはないのですが、もう少し何とかならないかな、とは思ってしまいますね。

一番苦手なのは、「特別扱い」を求める親御さんです。
親は自分の子供が一番かわいいに決まっていますので、きちんと保育をしてほしい、と思うのは当たり前のことだと思うのですが、「うちの子どもは◯◯なので、◯◯してください」ということをすごく頻繁にお願いされるのは本当に困ります。

その要望を聞いていると、大きくいえば「常にうちの子の側にいて面倒をみてほしい」といっているようなもので、そんなことをしていては、もちろん保育が成り立ちません。
ですので、「出来る限りの努力はします」というお返事をするのですが、その努力が親御さんの理想を満たしていないと、またクレームまがいのご意見を頂戴してしまう、ということの繰り返しです。

あまりにひどい場合は、園長に相談をして、園長から保護者の方にお話をしていただくこともあるのですが、親御さんのお気持ちもわかりますので、できるだけ穏便に済ませるようにしたいところ。
このバランスをとるために、かなりのストレスがかかってしまうことが多いです。

そのほかには、提出物などの忘れ物が多い親御さんも困りますね。
前の園でも今の園でも、毎週決まった曜日に絵本の貸出しがあるのですが、毎回絵本を返すのを忘れてしまう親御さんがいます。
年長児であれば、自分で覚えていて持ってくることもできるのですが、やはり園児が忘れてしまうことは多々あります。
絵本を数ヶ月借りっぱなしの親御さんもいますので、そろそろ持ってきてほしいですね(笑)。

また、行事の出欠確認の書類などは、早めに出していただくほうが助かるのですが、やはりいつになっても持ってきていただけない親御さんも。
お弁当を用意しなければならないような行事の場合は、業者への手配の都合もありますので、きちんと提出していただかないと困ってしまいます。

細かいことをいえばキリがないのですが、保育園に子どもを預ける上で必要なこと、心がけてほしいことを守っていただけたら、そこまで苦手に思ってしまうことはないので、常識を守って保育園を利用していただけたら助かりますね。
これからもいろいろな保護者の方に出会うと思いますが、最低限のルールやマナーを守っていたけたらと思います。